北名古屋市図書館は愛知県北名古屋市の東側に位置し、「北名古屋市図書館・北名古屋市歴史民俗資料館」の1階と2階に所在します。

この図書館の前身は、1990年に当時の愛知県西春日井郡師勝町に開館した「師勝町図書館」です。また、1992年には隣接する西春町に「西春町図書館」が設立されました。2006年に西春町と師勝町が合併した後、「西春町図書館」は「北名古屋市西図書館」に、「師勝町図書館」は「北名古屋市東図書館」にそれぞれ名称を変更しました。2021年には西図書館を閉館ののち「北名古屋市東図書館」に統合し、「北名古屋市図書館」と改名され、現在に至っています。

図書館の周囲には北名古屋市役所の東庁舎や北名古屋市総合体育館があり、当館は市の重要な施設の一部を形成しています。さらに、3階には「昭和日常博物館」として親しまれる北名古屋市歴史民俗資料館を併設し、多くの訪問者で賑わっています。

図書館の蔵書数は視聴覚資料を含め約188,000点となっており、中規模の公共図書館として市民のみならず近隣の市区町や在勤者にも利用されています。1階には一般書架、児童書架、ブラウジングコーナー、レファレンス室などが設置されており、明るく開放的な空間が広がっています。低書架の配置により、館内を見渡しやすく、大人と子どもが同じフロアで過ごすことができるため、家族連れの利用者も多いです。2階はサイレントルーム、持込パソコンルーム、視聴覚室、会議室があり、個人学習やイベントの開催にも適したスペースとなっています。

北名古屋市図書館は市民の生涯学習の場として、また知的財産の共有を促進する施設として、地域に愛される図書館づくりを目指しています。